ネットワークプリンターと導入方法
実務レベルで、パソコンに劣らないほどネットワーク構築の重要性が高いのがプリンターです。
プリンターをネットワークに接続すると、ネットワーク上の複数のパソコンからのプリントアウトが可能になるほか、スキャンしたデータの共有や受信FAXのメール転送などが可能になり、業務上の利便性が非常に高いです。
今回の記事では、プリンターのネットワーク構築について解説いたします。
▶目次
1、ネットワークプリンターとは
ネットワークプリンターとはどのようなものかを紹介します。
ネットワークプリンターとは
言葉の通りですが、ネットワークプリンターとは、構築したネットワークに接続されているプリンター、複合機のことを指します。
オフィスでは、プリンターがネットワークで既に結ばれていることが一般的ですのであえて意識されることは少ないかもしれませんが、プリンターがネットワークで接続されていない場合には、以下のデメリットがあります。
- パソコンとプリンターをUSBケーブル(もしくはブルートゥース)で接続しなければならず、配線が邪魔になったり、通信が安定しなかったりする
- USB接続の場合は、プリンター1台につき、1台しか接続することができないため、複数のパソコンのデータを印刷する場合にはその都度USBケーブルを抜き差ししなければならない。
一方、複合機をネットワーク上に設置した場合には、これらをLANケーブル、もしくは無線LANで接続することで、複数のオフィスのPCとのデータの印刷や共有が簡単に行えます。
ネットワークプリンターを導入するには
ネットワークプリンターを導入するには、まず、ネットワーク構築に対応したプリンターを導入する必要があります。
それに加えて、LAN環境の構築、LAN接続が必要になります。
LAN接続は、他のパソコンなどと同様、有線のLANケーブルで接続するか、無線LANで接続するかのいずれかになります。
有線LANの方がやや通信は安定しますが、複合機は大型な機器でもあり、オフィスのレイアウト上かなりのスペースを取ってしまうので、無線接続にして可動性を高めるのもメリットが高いです。
ネットワークプリンターも、ネットワークに組み込むとIPアドレスが割り振られます。IPアドレス自動接続の場合には、ケーブルを接続するか無線LANに接続すると自動的にIPアドレスが割り振られます。
2、ネットワークプリンターを利用するには
ネットワークプリンターを利用するための方法について紹介します。
パソコンにプリンターのドライバをインストールする
ネットワークに接続できたら、パソコン側にドライバをインストールする必要があります。
ドライバはプリンター(複合機)にセットで付随していますので、DVDディスクをパソコン本体に挿入し、指示に従ってソフトをインストールしていきましょう。
スキャンの設定などを伴う場合には、IPアドレスの入力や設定など専門的な設定内容を含みます。複合機購入時にこれらの設定を行う場合には、販売店の設置スタッフの方にすべて設置をお願いするほうが楽ですし、確実性も高いかと思います。
ドライバのインストールが完了すると、パソコンの画面上にプリンタ型の新しいアイコンが表示されます。
テストプリントを
プリンターの設置作業が正常に完了したら、テストプリントを行いましょう。
テストプリントを実施することにより、ネットワークの構築完了したことが確認できます。プリントアウトだけではなく、データのスキャンやメール転送など、必要な機能を一通り試してみましょう。
また、スキャンやメール転送など、必要な機能はすべて一度にテストを行いましょう。
3、まとめ
今回の記事では、ネットワークプリンターについて紹介しました。
プリンター、複合機をネットワーク構築することは、業務の実務レベルで非常に重要性とメリットが大きいです。ネットワーク構築すると、複数のパソコンからデータを印刷できるので、業務の効率が向上します。
基本的な設定方法は、パソコン同様なので特に難しいことはありません。
確実にテストを行い、実際に利用できるか否かを確かめてから利用しましょう。